雨からの物語

心が鏡にうつる詩集

雪の降る砂漠

なんとなくこんな所に来てみた

観光名所っぽいけど人はまばら

昔の風俗の再現?

時代劇のセットには使えそうな感じ

そんなつまらない感想しか思いつかないのは俺は時代劇が嫌いだから

さっそく俺はタバコを吸える場所を探している

ポケットに手を入れて周囲を見渡す

よくわからない竹で出来た灰皿?

ベンチも竹で出来ていてとりあえず助かったとは思った

友達はタバコを吸わないので少しイラついた目で俺を見る

なんだかイマイチな感じで盛り上がれない

決意が中途半端な感じ

距離も人も時期も何もかもが中途半端で煮え切らない

こっち側の人間とあっち側の人間がいるとすれば今は間違いなくこっち側の人間

それが不満というわけじゃなくて憧れは全くないということ

進歩がない

結局大して興味が持てないまま早々に引き上げる

車に戻って一段落つく

これが常態の姿勢

エンジンを掛けるとCDがかかる

流れてくるヒット曲は冬で雪が降るという内容

それは全然寒くなくてロマンティックな夜で君といればという感じ

帰り道が砂漠に見える

工事中の道が多くて盛られた土が砂みたいに感じる

無理をすればそう見えるということだけど来た道よりは寂しい気持ちになっている