雨からの物語

心が鏡にうつる詩集

逆転サヨナラ

車のダッシュボードに寄り掛かる

天気が気になるのかフロントグラスから上目がちで見つめる

夕方から雨が降ると辛い

これからどうするという気分が盛り上がらないし帰ろうかの一言が怖い

お互いそれを感じているかもしれない

それもしょうがない気になってくる

此処から何処かへ行くところがあるのか

そう考えると不可能な気がする

一発逆転の雰囲気待ち

この二人では限界か

このままあてもなく走り続けるわけにもいかない

たぶんそうだと思う

ワイパーの規律的なリズムが続いている

車の中では無造作に音楽が流れている

思い立ってそれとなくCDを変える

その動作がひとつの合図になる

どうにかして気分を変えたいという

その可能性は限りなく薄いのだけれど