雨からの物語

心が鏡にうつる詩集

張りぼて

映画のセットみたいだ

それがありふれた感想

映画はあまり見ない方だけどたぶんそれで合ってる

古い町並みを再現したような建物が並んでいる

そこに実際店が入っていて土産物屋や食堂とかが営業している

店員は普通の格好でコスプレまではしていない

それには少しホッとしてそこまでやられると息苦しくなるかもしれない

友達は特に興味もなさそうでそれは俺も同じだ

色々歩いてみるけれど特に賑わっているわけでもなくて閑散とした雰囲気

そうするとすぐに飽きてくるのはわかっていて場違いな事に気付く

友達はタバコを吸い始めた

俺はタバコを吸わないのでそうなるともうダルくなる一方だ

タバコを吸う意味がわからない、体に悪いしカッコつけているように見えて頭にくる

逆にそういうのがいいと思っているんだろうか

白い煙にタバコのニオイが付いて来る

この件についてはお互い守りたいものがあって歩み寄ることは出来そうにない

友達は吸い終わったタバコを灰皿かどうかわからない竹で出来た丸い入れ物に押し付けて消している

それが合図になって駐車場の車に戻る

エンジンをかけるとCDが流れ始めて居住まいを正す

友達はそのJ-POPに不満そうで自分が持ってきた洋楽のCDをかけたそうに見えるけど俺はそれを無視して車を出す